次の項目に1つでも当てはまるものがあれば、呼吸器・循環器の病気の疑いがあります。
呼吸困難になった猫は迅速に獣医師さんの診察が必要です。
◆チェックポイント
・空せきをする。 ⇒気管支炎、肺炎の疑い
・舌や歯茎が青紫になり、呼吸が荒くなる。 ⇒膿胸の疑い
・呼吸が荒く、せきをする。 ⇒心筋症の疑い
・せき、呼吸困難 ⇒心筋症、トキソプラズマ症の疑い
・呼吸が荒くなる。 ⇒副鼻腔炎
・呼吸が苦しそう、口を開けて呼吸をする。 ⇒肺炎の疑い
・いびきをかく ⇒猫風邪の疑い
◆呼吸器・循環器の病気一覧
■気管支炎(きかんしえん)
気管支炎になると空せきをし、発熱があって元気がなくなります。
症状が重くなると今度は胸のあたりが痛み出すために触られたりするのを嫌がっていきます。
原因としては主にウィルス感染になります。
年1回のワクチン接種でウイルス感染を防ぐ事が大切です。
■肺炎(はいえん)
肺炎は肺が炎症を起こしてしまった疾患です。
一般的な鼻炎などと同様の症状が見られますが比べて病状は重いです。
呼吸困難をも引き起こし死に至ることもある大変恐い病気です。
一刻を争う病気の一つなので早期の治療が必要です。
■膿胸(のうきょう)
事故・ケンカによる外傷や気管支炎・肺炎の激しいせきで胸腔内に穴があくことがあります。
そこから細菌が胸に入り込み胸腔にうみが溜まります。
初期の症状は呼吸が多少荒いなどの軽い症状ぐらいでほとんど無いために、
見過ごして症状を悪化させる事があります。
怪我などの大きな外傷を防ぎ、病気にかかった場合も早期に治療しましょう。
■心筋症(しんきんしょう)
心臓の筋肉に異常が生じ、機能が低下する病気です。
呼吸困難を起こして死に至ることもあります。根本的な治療はありません。
猫の栄養管理とこまめな健康診断で早期発見を心がけましょう。
■トキソプラズマ症
トキソプラズマ原虫に感染した豚や鶏肉、ネズミなどを食べたり、
感染猫の便に触れることにより感染します。
抵抗力のない子猫の場合は死に至ることもあります。人間にも感染するので要注意です。
■副鼻腔炎(ふくびくうえん)
副鼻腔(鼻の奥の空洞部分)が炎症を起こす病気。
ウイルスや細菌感染などによる鼻炎などが悪化して広がると副鼻腔炎になり、
さらに蓄膿症などの重い状況 に進む場合もあります。
鼻炎だけの時より、くしゃみなどの症状が激しくなります。
ひどくなると、鼻梁が腫れて熱をもったり鼻汁に血が混じったりすることもあります。
内科治療が一般的ですが、症状が重い場合は鼻の洗浄が必要です。
慢性の蓄膿症になると切開して洗浄しなければいけない場合があります。
鼻水などが出ている 軽い症状の時に、きちんと治療を受けて、
慢性の経過をとらないように注意してください。
また、ワクチン接種でのウイルス感染予防をし、早期治療が大切です。
■猫風邪(猫カリシウイルス感染症)
人間の風邪と同じように、くしゃみ、鼻水、咳、発熱などの症状が現れます。
特に3種混合ワクチンの摂取を行なっていない野良猫からの接触・飛沫・空気感染が多いので、
愛猫を野良猫に近づけさせないのはもちろん、飼い主さんも野良猫に近づかない方が宜しいでしょう。
ワクチン接種で防げる病気ですので、年に1回きちんとワクチンを接種しましょう。